女性マネジャーインタビュー(医療機器部ローカルフィールドマネジャー Y.U.) |
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入社前から現在に至るマネジメントキャリアと女性のキャリアにおける課題について語っていただきました。
テュフ ラインランド ジャパン株式会社
製品事業部医療機器部 ローカルフィールドマネジャー
Y.U.
職務経歴:
2020年 テュフ ラインランド ジャパン入社
2023年 シニアマネジャーへ昇格
2024年 ローカルフィールドマネジャーへ昇格(医療機器部 部長 )
趣味は、音楽鑑賞と映画鑑賞です。マーチングバンドでユーフォニアムを演奏している娘が大会に出ることになり、最近はその練習に付き合うことが楽しみです。
-入社前から現在に至るキャリアについて教えてください
大学では数学を専攻し、卒業後は医療機器メーカーでの品質保証の道に進みました。新人社員の頃は文章を書くのがとても苦手で、先輩社員から文章力が不足しているとよく注意を受けていました。根気強くフィードバックをいただいたおかげで一人前の品質保証スタッフへと成長できたと思っています。その後、当時の上長からお声かけをいただき、マネジメントキャリアをスタートしました。品質保証部の責任者を務めた後、2020年に医療機器部セクションマネジャーとしてテュフ ラインランド ジャパンへ入社し、2024年9月より部門を統括するローカルフィールドマネジャーに任命されました。マネジメントキャリアは今年で13年になります。
-マネジメントで苦労したエピソードを教えてください
マネジメントキャリアを始めたばかりの頃はよく悩んでいました。長い時は1~2週間同じことで悩み続け、自宅でも切り替えることができず、部屋の隅で膝をかかえて座り込むこともありました。当時の主な悩みは、チームメンバーへの指導方法です。私自身の成功体験から、「自分(私)と同じやり方をしたらうまくいく。誰でも頑張れば出来る。」と勘違いをしていました。メンバーはそれぞれ違う経験を持っています。経験が違えば考え方も多様です。人それぞれに合う指導方法があり、それをパズルのようにあてはめることの大切さに気づきました。私自身のマインドセットを変えることにより効果的に指導ができるようになりました。
-自己成長のためにお勧めの方法を教えてください
意識を変えるために始めたのは、「なりたい自分」リストを作成することです。「なりたい自分」を目標に、日々の行動の中で直すべき課題をノートに書き、定期的に見返しました。「今週はリストの中のこの課題をやろう」と意識して行動するようにしました。
-マネジメントキャリアを長く継続していくコツは?
自身の影響が及ばない、かつ努力で解決できないことは、仕方がないと受け入れるようにしました。「出来ないことは仕方がない」というマインドの切替えがスムーズに出来るようになり、膝を抱えて悩むこともなくなりました。働き方もメリハリをつけるように意識しています。どんなに忙しくても決まった時間にはパソコンを閉じています。
“マネジャーは、スーパーマンでなくてもよいと思っています。悩んでもいいし、迷ってもいい。自分自身を信じてチャレンジすることが大事です。”
“A manager does not have to be a superman. It is okay to be worried and to be lost sometimes. It is important to beleive yourself and challenge.”
-テュフ ラインランド ジャパンのマネジメント業務を通して感じた当社の魅力について教えてください
入社後すぐに課のビジネスを支えるキーパーソンの退職が続き苦労しました。それに伴い離れていかれたお客様もいました。しかし、残ったチームメンバーはもちろんのこと、退職した元社員からの助言にも支えらえたことが心に強く残っています。「辞めたくなりませんか。」と言われたこともありますが、チームを率いる決意が揺らいだことは一度もありません。現在、新しく入社したメンバー達も経験を積み成長し、チームとして安定したと感じています。メンバーの人の良さや、逆境にさらされてもまたチームやビジネスを作り上げていけるところがテュフ ラインランド ジャパンの魅力です。
-女性のキャリア形成においての課題は何だと思いますか
女性社員の中でマネジメントをしたいと考えていそうな人は何人か頭に浮かびます。とはいえ、上司へ自らを積極的にアピールする女性は多くないようです。当社に限らず、キャリア志向を上司に伝えることをためらう風潮がまだまだあるのかもしれません。「マネジメントをしたい」「この分野のビジネスに関わりたい」と、女性スタッフが自由に発信できる文化の浸透が必要だと感じます。発信するためには、自らのキャリア形成について具体的なビジョンが必要です。とはいえ、日々の忙しさの中でじっくり考える時間がない人もいるでしょう。「コーチング」はキャリア形成において自身で答えが出せない人に効果的だと思います。私は、前職でコーチングセッションに参加したことがあります。コーチとのセッションで「今日はこんなことがあって・・」と話をしていると、自分でも気づいていなかった見落としを拾ってくれます。あくまでもヒントを出すだけで、自身で答えを見つけるまで根気強く問いかけて導いてくれるのがコーチングです。メンターや知人に相談をすることもお勧めです。
-最後に、働く女性へメッセージをお願いします。
自分の人生です。是非チャレンジしてください。いつも自分に何がしたいのかを問いかけてください。迷っていたら上長に限らず、私でよければいつでもご相談ください。
~インタビューを終えて~
当社において女性活躍を推進するにあたり、女性スタッフが自身のキャリアについて気軽に相談できる雰囲気や場の提供が不足していることが課題のひとつだと認識しました。これを機に、社内のみならず、社外においても女性のキャリア形成について考えられる場を増やしていきたいと考えています。
テュフ ラインランド ジャパンは女性の活躍を推進します。
女性スタッフが自分らしい働き方を選ぶことができ、自身の能力を十分に発揮しながらいきいきと働くことができる企業を目指しています。
(取材当時の内容です*2025年8月掲載)
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