ZDHC MRSL 2.0レベル3認定機関に

Japan | 14.04.2020

テュフ ラインランドは、2018年にZDHC(*1)より認定機関として登録されましたが、このたび、さらに厳しいZDHC MRSL(*2) 2.0レベル3を評価する認定機関として認定されました。適合性評価の結果は、ZDHCゲートウェイ(*3)というプラットフォームに開示されます。

(*1) ZDHC : Zero Discharge of hazardous Chemicals, 有害化学物質ゼロ排出。
(*2) MRSL :Manufacturing Restricted Substances List。衣料品、皮革、履物の繊維や部品を製造する工程で意図的使用の禁止をもとめている化学物資のリスト。
(*3) ZDHCゲートウェイ :化学物質モジュール。化学品メーカーがMRSLへの適合性を示すために化学物質情報を開示するプラットフォーム。

新たに認定を受けたレベル3は、現在のプログラムでは最も厳しいレベルであり、テュフ ラインランドのグローバルな試験・認証ネットワークで認証の取得が可能です。中国、タイ、ベトナムなどのアジア太平洋地域のほか、バングラデシュ、インド、トルコ、ドイツの試験所も対応しています。

テュフ ラインランドは、10年以上前から適切な化学物質管理の推進に積極的に取り組んでおり、国際労働機関のSCORE(持続可能な競争と責任ある企業)プログラムをいち早く採用し、生産性と品質を企業の社会的責任と結びつけた独自のFIT FIVEトレーニングプログラムを実施しています。

ZDHC MRSLレベル3の認証を取得することは、その化学組成(およびその製造工程)が第三者試験機関による試験と現地監査を受けていること、製品および工場設備に対して徹底的な安全性評価が行われていること、認証マークの発行後も無作為の安全性チェックが行われていることを示し、信頼性の証として効果を発揮します。バイヤーや消費者に対して、現時点で把握できるかぎりにおいては、その製品が人間の健康に悪影響をもたらさないこと、また環境保護に関する各種の基準を満たしていることを示すことができます。

テュフ ラインランドでは、化学組成の分析評価と関連文書や製造工程の審査を通じて有害物質の安全性評価を行っています。試験内容は、ZDHC MRSLリストに基づき、潜在的に有害な化学物質、起こりうる汚染、輸送や保管中に製品の保存のために使用される化学物質も対象としています。毒性のある物質の潜在的な曝露リスクを評価するため、消費者がその製品を日常生活においてどのように使用するかを考慮して試験条件の選択を行っています。

テュフ ラインランドのZDHC MRSLレベル3適合性認証プログラムは、安全基準に基づく試験を通じてサプライチェーンの全行程で賠償責任リスクを削減し、テキスタイル、アパレル、フットウェア業界をサポートすることを目的としています。

2020年4月29日に開催する「Ask a DETOXpert」ウェビナーでは、使用する化学物質がZDHC MRSL 2.0に適合しているかを迅速に判断するために、テュフ ラインランドのサービスをどのように活用できるかについて解説する予定です(ウェビナーに関する詳細および登録につきましてはこちらをクリックしてください)。注)ウェビナーは英語です。


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