横河ソリューションサービス株式会社にプロセス産業向け機能安全規格「IEC 61511」の開発プロセス認証を発行
Japan | 21.09.2018
テュフ ラインランドは、横河ソリューションサービス株式会社に対し、プロセス産業分野の安全計装システム向け機能安全規格である「IEC 61511」の開発プロセス認証を発行しました。本認証は、機能安全の親規格であるIEC 61508も参照規格として用いています。これは、同社の認証範囲の開発プロセスが、同規格のSIL3の安全度水準まで対応することが可能であることを証明するものです。(認証の詳細はTUV Rheinland Industrie Service GmbHのウェブサイトでご覧いただけます)
開発プロセス規格「IEC 61511」とは
IEC 61511は、プロセス分野の安全計装システム(SIS: Safety Instrumented System)です。機能安全の親規格であるIEC 61508をもとに規格されたプロセス分野(化学、石油、ガス、製紙、原子力の発電所を含むプロセス産業)向けの規格です。IEC 61508またはIEC 61511に適合した装置を組合せて構築する安全システムに適用されます。
IEC 61511はプロセス分野において、安全状態を維持するための安全計装システムの仕様、設計、設置、運用および保全にかかわる要求事項について規定しています。安全計装システムはプロセスの安全に関わるプロセスパラメーターを監視し、必要に応じて安全機能を果たして安全な状態にするためのシステムです。安全関連の装置やシステムあるいはアプリケーションを新規に開発した場合、組織的にフォールト回避策を繰返し検証し、妥当性を確認する必要があります。これら一連の活動が機能安全マネジメントシステムに統合することが求められます。
機能安全開発プロセスの第三者認証を取得するメリット
今回の対象規格であるIEC 61511(あるいはIEC 61508)に基づく開発プロセスの適合性は、メーカーによる自己適合確認のみで自己宣言する方法もあります。しかし自己適合確認のみの場合、これらの規格の知識を十分に有しているか、完全に対応したプロセスになっているかどうかの証明を客観的に行うのが難しいのが現状です。また、海外では機能安全開発プロセスの第三者認証取得が安全計装プロジェクト遂行の要求事項になっている場合があります。
したがって、中立な第三者認証機関による認証を取得することで客観的な証明が容易となります。また、日本国内をはじめ、海外に工場を建設する際の安全計装プロジェクトを遂行する際の助けとなり、市場に対して優位性を獲得することが期待されます。
【ご参考】
IEC 61508 に基づいてJIS C0508 が発行されています。また、IEC 61511(Part 1-3)のうちPart 1に基づいて2008 年2月にJIS C0511-1が発行されています。
【横河ソリューションサービス株式会社について】
YOKOGAWAグループの中で、主に日本市場に向けたサービスを提供しています。YOKOGAWAグループでは日本以外でもヨーロッパ、USA、アジア、中東などのグループ会社においても本認証を取得しており、安全計装システムを提供しています。
https://www.yokogawa.co.jp/
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