ISO 9001:2015 改訂 - 品質マネジメントのこれから

DIN EN ISO9001品質マネジメント規格の改訂で実用的な関連性と互換性を実現

ISO規格は数年ごとに、関連性、適切性及び有効性を鑑み、規格委員会がレビューします。直近のレビューにおいて、ISO委員会で過半数が、 品質マネジメントの現在の規格であるISO9001を改定する必要があるとしました。2008年版と置き換わる改訂版は2015年9月発行されました。企 業や業界規模に関わらず、世界中どこにおいても品質マネジメントシステム認証取得企業にとっては、改訂による影響を受けます。ここでは、改訂 ISO9001品質マネジメント規格の最重要項目をまとめました。

ISO9001改訂の道のり

ISO9001規格の改訂が2012年に決定され、同年6月には、要求事項の第一回原案及びWD0が作成されました。整合要求事項及びWDO1がその半年後に出され、2013年6月、委員会原案(CD)が出され、さらにその1年後に国際規格案(DIS)が作成されました。

遅れはありましたが、ISO9001改訂の最終国際規格案発行が2015年5月に予定されました。整合性のための作業がなされ、品質マネジメントシステムのISO9001規格の改訂版が2015年9月15日に発行されました。

今回の改訂に伴い実質的に変わったところは?

実質的に変わったところは、リスクマネジメント、変更管理及び内部コミュニケーションなどです。 それに加え、昨今多くの企業が直面している、流動的で、複雑な市場の状況によりよく対応するものとなっています。現在ISO9001:2008版で認証を受けている組織は、ISO9001:2015版での再認証のため、改訂への対応が必要になります。

どうやって移行していけばよい?

認定を条件としていますが、認証書や審査については、次の移行作業が伴います。

  • 移行期間は、ISO9001:2015が出されてから3年です。3年経過したら、2018年9月15日にこれまでの認証書は無効となります。
  • サーベイランス審査と同時の移行審査が実施される場合には、時間を多めにとる必要があります。

ISO9001改訂に対応するため、どう準備すれば?

改訂版対応に備えできること:

  • 新規格とのギャップを確認し、規格をチェックリストのベースとして使用し、規格要求を満足するためにすべきことを確認する。
  • 実施計画を策定する。
  • 組織のパーフォーマンスに影響を及ぼす全ての人員に対し、充分な教育訓練及び意識づけを確実にする。
  • 改訂版の品質マネジメントプロセス及び改訂から生じる影響について、参加者全員に時間に余裕を持って情報を提供する。
  • 追加/改訂された要求事項を満足し、システムのパフォーマンス検証を確実にするために、現在の品質マネジメントシステムをアップデートする。

ガイダンスはありますか?

TUVのISO9001改訂版のFAQでは、品質マネジメント規格の改訂版について、特にリスクマネジメントについての概要を盛り込んでいます。

ギャップ分析

ギャップ分析で、改訂ISO9001への移行が進めやすくなります。

改訂版への移行を進める第一段階として、IAFでは、既存の品質マネジメントシステムのギャップ分析を推奨しています。これにより、既に運用されている手順が、新たな2015版規格へ適合しているかを確認することに役立てられます。さらに改善が必要なシステム、プロセス及び文書を見つけることにも役立ちます。

ギャップ分析審査サービス

テュフラインランドでは、既存の認証取得のお客様に対して、ギャップ分析シートを用意しています。まず、お客様自身で、貴社マネジメントシステムがどの程度DIN EN ISO9001:2015の要求事項を満足しているかについての概要を確認します。そのギャップ分析シートに基づいて、テュフ審査員が準備状況についての評価を行うサービスも提供することが可能です。

ギャップ分析シート ISO 9001:2015

お問い合わせ

どうマネジメントシステムをアップデートしていくかについて、知見を早い段階で得る機会を活用してください。貴社の質問に喜んでお答えし、2015年版への対応に必要な情報をご提供致します。

品質マネジメント-ISO 9001規格の改訂

ISO9001改訂版について知っておくべきこと